2010年7月23日金曜日

Handbook on Impact Evaluation

Handbook on Impact Evaluation: Quantitative Methods and Practices, S. Khandker, G. Koolwal and H. Samad, World Bank, October 2009.

パート1においては、Impact Evaluationの理論・方法が紹介され、パートⅡにおいてはstataを利用した分析手法が紹介されている。stataのサンプルデータ等はこちらから。また、本書のpdf版はKhandkerのページからダウンロードできる。

2010年7月2日金曜日

iPadとkeynote


「しまった」というか、「やっぱり」というか、iPadを購入してしまった。大きなiPod touchであることは間違いないが、いろんなレビューで言われているが、この「大きさ」が革命的である。ついにお茶の間、インターネットの時代が来たという感じである。ソファーに寝転びながら銀色の石版を抱えてのインターネット、iTunesのニュース、映画視聴はたまりません。謳い文句のiBooksもこれから充実してくるであろう。日本ではやはり漫画かなあ〜。pdfにしてしまえば、何でも行けるから、これからどんどん増えて行くと思う。PDFにすれば、すべてiPadでみることができるから、自作のiBook文庫ができそうである。

残念な点はkeynoteとiPad用のkeynoteが完全互換ではないという点である。この点は今後ぜひ改善して欲しい。さらに言えば、発話者ノートも削除される。これではプレゼンの力が半減(それ以上)である。

2010年5月29日土曜日

吉田修一『悪人』


いつもの悪い癖で、事務作業等の締切が迫ると、現実逃避か、ついつい小説に走ってしまう。今回の現実逃避は、吉田修一『悪人』。文庫版化になったの機に手に取る。文庫版化は映画される前宣伝らしい。文庫本の帯をみると、主演は妻夫木聡と深津恵理らしい。小説のイメージに近いかもしれない。映画も見に行こうか、迷う所。登場人物の多くが重層的に描かれているのに、学生の増田だけが型通りの「悪役」だったのは少し残念。ともかく、週末を楽しめました。

2010年5月13日木曜日

湊かなえ『告白』


ベストセラー湊かなえ『告白』が文庫本になったのを機に購入。ミステリーに固有のご都合主義的な部分も無きにしにもあらずだが、関係者のモノローグで展開されるストーリー展開は飽きせず、いっきに読ませる。でも、最後は「え〜どうやってそんなことができるの?」ということで終わる。すべてはマゾコン少年の、はためいわくな殺人計画というところでしょうか。出張の際に新幹線の中で読むのにベスト。

2010年5月11日火曜日

Bertola & Prete, Openness, Financial Markets, and Policies

Bertola & Prete(2008), Openness, Financial Markets, and Policies: Cross-Country and Dynamic Patterns.

1週間ほど風邪のためにまったくペーパーが読めず、読み終えるのに随分長くかかってしまったが、ようやく読了。
国別パネルデータによって、経済統合(開放)が政府の再分配を引き上げる、ということを指摘。しかし、この効果・関係は金融市場の発達によって弱められる。つまり、金融市場の発達は政府再分配政策を代替するという点が独自な論点(この論点はBertolaの一連の論文によって指摘されているとおり)。なお、Agell(2002)の社会保険志向制度の分析もテストされている。

2010年4月22日木曜日

Gingano, et al.The effects of employment protection legislation and financial market imperfetions on investment: evidence from a firm-level panel of E

Federico Gingano,Marco Leonardi,Julian Messina,Giovanni Pica (2010) The effects of employment protection legislation and financial market imperfetions on investment: evidence from a firm-level panel of EU countries
Economic Policy, January 2010 pp.117-163.

ようやく読み終える。随分、時間がかかってしまった。雇用保護法制(EPL)が資本・労働比率、投資および労働生産性に与える効果を検討したもの。これまでの議論に比べ、2つの点で興味深い。第1に、金融市場の不完全性とEPLのjoint効果を検討している点、第2に、ミクロデータを利用している点。説明のロジックと主張は以下のとおり:
(1)EPLは労働のは再配分に影響を与える。労働を調整するコストの上昇→採用、解雇の低下⇨ジョブフローのスローダウン
(2)EPLによって誘発された労働の再配分の不完全性は投資に影響を与える。企業が「調節の難しい」労働要素に代えて調整の容易な他の生産要素――すなわち資本――を利用しようとするため。
(3)しかし、資本利用は、企業の直面する流動性制約によって阻害されるかもしれない。(←まあ、これがミソです)

2010年4月5日月曜日

『経済・金融のための数学』


藤田康範『経済・金融のための数学』。ちょっと変わった経済数学の入門書。中学生(?)レベルから多変数の制約つき最適化まで持って行く。もっともこの本の特徴は数学の経済学への応用部分かもしれない。無理なく、経済学の問題が解けるように工夫されている(もっとも、やはり、並行して経済学の解説を受けないと、初学者にはちょっとつらいかも…)。ストルパー・サミュエルソンの定理が紹介されるあたりはちょっとマニアックかも…推薦書に入れておくか。

2010年3月25日木曜日

Flexicurity特集 in CESifo DICE Report

少し(?)古いが、CESifo DICE Report 2008/4のFlexicurity特集を読み終える。基本的には、グローバル化した製品市場競争と整合的な労働市場改革をどうあるべきか、ということ、そのためにEPL改革が中心議題となっている。掲載論文は以下のとおり:

Flexicurity as a Policy Agenda
(Peter Auer and Bernard Gazier)
Flexicurity: Lessons and Proposals from the Netherlands
(Lans Bovenberg, Ton Wilthagen and Sonja Bekker)
Flexicurity in Denmark
(Torben M. Andersen and Michael Svarer)
European Employment and the Flexicurity Option
(Luca Nunziata)
Reduction of Employment Protection in OECD Countries: Its Driving Forces
(Wolfgang Ochel, Oliver Röhn, Anja Rohwer and Thomas Stratmann)

2010年3月17日水曜日

MIT OpenCourseWare: Single Variable Calculus

ここ数日、iTunes Uにおいて公開されている、Jerison教授によるSingle Variable Calculusを聴講。とても分かりやすい。こうした講義を受けていたならば、数学嫌いにならなかったのに…と思いつつ、楽しむ。講義ノートもMIT OpenCourseWareのホームページからダウンロードができる。iTunes Uの中には資料に音声をつけたものも多いが、MITのオープンコースは実際の講義を公開しており、しかも、映像もきれい。大学に行くまでもなく、こうした講義で十分学べる。

2010年3月10日水曜日

「経済・経営数学入門」


『悩める学生のための経済・経営数学入門ー3つの解法テクニックで数学アレルギーを克服!』というスゴいタイトルの本。MapleでヒットしたのでMaple本と思いきや、まったくMapleには触れられておらず、Mapleで描いた図があるだけ…。奨められるかどうかは迷うところ…中途半端かな。いずれにせよ、終わり。