2008年11月26日水曜日

『日本の財政』

湯本雅士『日本の財政 何が問題か』を読む。それほど面白いものでもない。基本的なことが整理されているということか。
第1章 日本の財政はどのような構造になっているか
第2章 現行租税制度の問題点
第3章 国債の増発は何をもたらすのか
第4章 財政支出の問題点
第5章 財政構造の改革を目指して
第6章 真の地方自治達成のために


『債務管理リポート』は面白そう。「プライマリーバランスとは、歳入総額から公債金収入を差し引き、これを歳出総額から公債費(公債の元利払)を差し引いたものと比較したものを指す。プライマリーバランスが均衡している、もしくはプラスになっているということは、公債金収入を過去に発行された公債の元利払い以外の歳出には用いていないということ、…マイナスになるということは、公債費を賄う以上に公債を発行しているということを意味する」(166)

2008年11月17日月曜日

Comparative Employment Performance: A Fuzzy-Set Analysis

Jessica Epstein, Danier Duerr, Lane Kenworthy, and Charles Ragin (2008) Comparative Employment Performance: A Fuzzy-Set Analysis

Raginによって開発されたfuzzy-set QCAによる雇用パフォーマンスの比較。1979~95年の14カ国のローエンドの民間サービスセクタの雇用パフォーマンスの比較分析。fsQCAの手法が解説されており、その点でも有益。