2011年6月30日木曜日

盛山和夫著『経済成長は不可能なのか』

盛山和夫著『経済成長は不可能なのか』を読む。経済学者がめった切りである。とくに財政削減論者(社会保障の削減)、規制緩和論者については厳しい。国債発行による財政出動を強調したり、失われた20年の原因を円高に求めたり、また、潜在成長率をフィクションと断じるなど歯切れよく経済学者批判を展開して行く。

2011年6月27日月曜日

Ibsen, Job Creation by Firms in Denmark

Ibsen,R. and Westergaard-Nielsen, N.(2011) " Job Creation by Firms in Denmark",

雇用創出・雇用消失を企業データにもとづき、企業規模、企業年齢ごとに分析。デンマークについては、サイズそれ自体が大きなインパクトを与えるものではないが、若い企業が正の成長に寄与する可能性が高い、ということが示され,アメリカについては、雇用成長が小規模ビジネスから生まれている、ということが見出された。さらに、主要な要因が企業の年齢である、ということを示している。「若い企業が大半の職を創出するが、しかし、そうした企業は大半の職の消失の原因でもある。」

2011年6月26日日曜日

最後の忠臣蔵


役所広司主演『最後の忠臣蔵』を観る。意外だったのは桜庭みなみだった。テレビよりも映画が似合うかもしれない。役所広司の辛さや悲しさが浮き立つのも桜庭みなみの凛とした、気品を漂わせる演技があったからかもしれない。ただ田中邦衛は出さないで欲しかった。最後のシーンを台無しにしている。

2011年6月22日水曜日

中林・石黒編著『比較制度分析・入門』


中林・石黒編著『比較制度分析・入門』を読み終える(というか使い終える)。ゲーム論の基礎的な解説から始まり、契約論、そしていくつかの領域への応用という形で展開される。この手の分野の入門書としては本書は初めてであり,貴重である。「比較制度分析に向けて」や「契約の経済理論」ではどうにも荷が重すぎる。

2011年6月18日土曜日

初代iPadとiPad2


iPad2を手に入れてからというもの、メインマシンは当然のごとくiPad2となり、初代は高級置時計に格下げ。しかし、贅沢な使い方だったので、何か他に使いようはないかと考え、机上のメモ帳にすることにした。スペースをもとらず、純正キーボードとBluetoothで接続。メモだけなら十分。ペーパーを読んだときのちょっとしたメモ代わりに利用している。ソフトはiTextを購入、保存先としてDropBoxやeEvernoteを選択できるという優れものです。ファイルはDropBoxへと保存することにより、どこからもアクセスでき、満足。

2011年6月16日木曜日

鴨川ホルモー

iTunesレンタルを利用してiPad2で映画版『鴨川ホルモー』をみる。ストーリーが小説どおり荒唐無稽だが、十分に楽しめる。こんな楽しい学生時代を送れたら最高!式神よりも、青春映画というところか。iPad2は予想通り軽い。それ以上に純正のカバーが以外と便利。それに文章を書く道具としても使えそう。クラウドサービスが提供されれば、メモ帳としては十分。