2011年12月26日月曜日

2011年12月17日土曜日

QOG, Quality of Government"データ取得stataモジュール


「政府の質」データを取得するモジュール
 'QOG': module to access the most recent release of the "Quality of Government" time-series data

DESCRIPTION/AUTHOR(S)
   
       qoguse loads the most recent release of the "Quality of
      Government  (QOG)" time-series data from the internet into
      memory. Also included in this package is qogmerge which  merges
      the latest release of QOG-data to the data stored in the memory.

データセットのコードブック
   

2011年10月25日火曜日

黒木登志夫著『知的文章とプレゼンテーション』

黒木登志夫著『知的文章とプレゼンテーション』。英語論文の作成、投稿、プレゼンにあたっての筆者の考え、テクニックを紹介した新書.内容自体はそれほど目新しいことはないが、これからそういうことを行う人には新鮮かもしれない。それにしても、英語はずっ〜と努力しつづけないとダメですね。痛感.

2011年10月24日月曜日

Pierre and Scarpetta, Employment Regulations through the eyes of employers

Pierre and Scarpetta (2004), Employment Regulations through the eyes of employers: Do they matter and how do firms respond to them?

かなり古いが、タイトル通り、使用者がEPLをどのように認識するかを分析したペーパー。使用者の認識を捉えるデータはWorld Bank,Doing BusinessとInvestment Climateのアンケート調査からのものである。

(1)どのような企業がEPLを制約的と捉えているか. innovation企業ー生産ラインを更新する、もしくは新製品を開発する企業ーはどうか。企業規模はどうか。
(2)厳格なEPLにどのように企業が対応するか.企業規模ごとにどのように対応するか。

近年、労働者の側からEPLをどのように受け止めるかという研究が多いが、この論文は企業の側に注目した先駆的研究といえるかもしれない。興味深い点は、雇用保護が使用者によってどのように認識されるかという点の分析と、雇用保護の法制上の厳格さと事実上の厳格さが関連するかどうかを検討している点であり、また、事実上の厳格さ(執行度)を捉える際に、政府職員による査察等のデータに基づいている点である。

2011年9月18日日曜日

stata ver12

Mac版stataを12にバージョンアップ。Review, Results,Command等の画面はこれまで分離、フロート型だったが、統一された。ささいなことだが、以外と使い勝手が良くなった。また、Do-file Editorもマック版でもようやく色分け、ハイライト表示となり、コマンドを書くさいのミスを減らすことができるかもしれない。ver12ではSEMが売りらしいが、未だ、試しておらず。時間が空いたら、少しずつ試すことにしたい。

2011年9月17日土曜日

Wolfram Alph for iPad

Mathematicaで有名なWolfram社が提供していることからも分かるように、数学ソフトとしても素晴らしい。ずいぶん前から出ていたようですが、今頃気づきました。わずか170円で販売されているにもかかわらず、十分な数学ソフトとして使える。申し分ないコストパフォーマンスです。

2011年9月7日水曜日

カーレド・ホッセイニ


カーレド・ホッセイニ著『千の輝く太陽』を読む。Kite Runnerと同じく、現代アフガニスタンの激動の時代を背景に、2人の女性の人生を描く。アフガニスタンにおいて虐げられた女性の地位とアフガニスタンそのもの――内乱とタリバン支配――2つの悲劇が交錯する世界が描かれる。「だが、この怒りに身を任せることはやめようとも思う。マリアムはそんなことをしない。あの無邪気で賢い笑いを浮かべ、何の意味があるの、と言うだろう。何かいいことがあるのかい、ライラジョ? ライラも、ともあれ先へ進もうと思う。…ライラは先へ進む。何やかや言っても、最終的にはそれしかない。それしかできることはない。そして、希望をもつしかない。」

2011年9月2日金曜日

斎藤他著『マクロ経済学』


斎藤他著『マクロ経済学』を読み終える。2010年に出版され、すでに高い評価を得ている教科書である。評判のとおり非常に優れた教科書である。これまでの教科書がモデルのワーキングがこうこうと説明するものだとすれば、この教科書はなぜそう考えるのかということを丁寧に説明する。とくにミクロ的基礎の解説部分は秀逸である。ただ、どこかでも指摘されていたが、説明が丁寧な分、700ページを超える大著となっている。

2011年8月27日土曜日

The Kite Runner


ずっと気になっていた、カーレド・ホッセイニ『君のためなら千回でも』を読み終える。映画化もされ、文庫本化されからも数年が経っており、日本でも高い評価を得ている作品である。物語はソ連侵攻前の王制から始まり、タリバンの崩壊まで続くアフガニスタンの現在を背景に、アミール、ハッサン、その父ババの人生の交錯を描いたものである。読まれるべき作品である。

2011年7月26日火曜日

Mac OSX Lion


早速、購入しインストール。ミッションコントロールが秀逸である。いくつかの作業目的ごとにウィンドウをスイッチできるのはなかなか使い勝手が良い。また、AirdropはMac間でデータをやり取りするさいに、とても便利である。トラックパッドのジェスチャーも最初は少し戸惑ったが、慣れるととても使い勝手が良い。iPadらしくなった?(写真は新しいOSをインストールするさいにデータバックアップしておくために購入した2テラHDと今流行の書類を連続してスキャンできるスキャナ。デジタル化がますます進む)

2011年7月8日金曜日

"Employment Protection Legislation and job stability: An European cross country analysis"

Sandrine Cazes, Mirco Torin(2010) "Employment Protection Legislation and job stability: An European cross country analysis"

ヨーロッパの労働市場改革を背景に、雇用保護法制と雇用の安定性job stabilityの関連ーー雇用保護法制が雇用の安定性に与える効果を検討。安定性指標としてはjob tenureが採用されている。

2011年7月7日木曜日

Moeller(2010), "The German labor market response in the world recession"

Joachim Moeller(2010), "The German labor market response in the world recession--de-mystifiying a miracle"
リーマンショック後の世界的な危機に対して、ドイツ労働市場が示した「ミラクル」(=GDPの大幅な低下にもかかわらず、失業がほとんど上昇しなかった)を説明しようとうする論文。ミラクルを説明する要因として、雇用保護法制等ではなく、企業内部の緩衝材(working time account)が強調される。

Keynote for iPad

Keynote for iPadが何時の間にか発表者ノートの機能を追加していた。地味ながら待望の機能である。これでiPadでも、プロジェクタースクリーンにはスライドのみ表示し、手元のiPad画面には発表者用ノートを表示できるようになった。昨年購入したMacBookAirはますます登場する機会が減り、本立てのノートとなってしまっている。iPadはもうほとんどPCだな。

2011年6月30日木曜日

盛山和夫著『経済成長は不可能なのか』

盛山和夫著『経済成長は不可能なのか』を読む。経済学者がめった切りである。とくに財政削減論者(社会保障の削減)、規制緩和論者については厳しい。国債発行による財政出動を強調したり、失われた20年の原因を円高に求めたり、また、潜在成長率をフィクションと断じるなど歯切れよく経済学者批判を展開して行く。

2011年6月27日月曜日

Ibsen, Job Creation by Firms in Denmark

Ibsen,R. and Westergaard-Nielsen, N.(2011) " Job Creation by Firms in Denmark",

雇用創出・雇用消失を企業データにもとづき、企業規模、企業年齢ごとに分析。デンマークについては、サイズそれ自体が大きなインパクトを与えるものではないが、若い企業が正の成長に寄与する可能性が高い、ということが示され,アメリカについては、雇用成長が小規模ビジネスから生まれている、ということが見出された。さらに、主要な要因が企業の年齢である、ということを示している。「若い企業が大半の職を創出するが、しかし、そうした企業は大半の職の消失の原因でもある。」

2011年6月26日日曜日

最後の忠臣蔵


役所広司主演『最後の忠臣蔵』を観る。意外だったのは桜庭みなみだった。テレビよりも映画が似合うかもしれない。役所広司の辛さや悲しさが浮き立つのも桜庭みなみの凛とした、気品を漂わせる演技があったからかもしれない。ただ田中邦衛は出さないで欲しかった。最後のシーンを台無しにしている。

2011年6月22日水曜日

中林・石黒編著『比較制度分析・入門』


中林・石黒編著『比較制度分析・入門』を読み終える(というか使い終える)。ゲーム論の基礎的な解説から始まり、契約論、そしていくつかの領域への応用という形で展開される。この手の分野の入門書としては本書は初めてであり,貴重である。「比較制度分析に向けて」や「契約の経済理論」ではどうにも荷が重すぎる。

2011年6月18日土曜日

初代iPadとiPad2


iPad2を手に入れてからというもの、メインマシンは当然のごとくiPad2となり、初代は高級置時計に格下げ。しかし、贅沢な使い方だったので、何か他に使いようはないかと考え、机上のメモ帳にすることにした。スペースをもとらず、純正キーボードとBluetoothで接続。メモだけなら十分。ペーパーを読んだときのちょっとしたメモ代わりに利用している。ソフトはiTextを購入、保存先としてDropBoxやeEvernoteを選択できるという優れものです。ファイルはDropBoxへと保存することにより、どこからもアクセスでき、満足。

2011年6月16日木曜日

鴨川ホルモー

iTunesレンタルを利用してiPad2で映画版『鴨川ホルモー』をみる。ストーリーが小説どおり荒唐無稽だが、十分に楽しめる。こんな楽しい学生時代を送れたら最高!式神よりも、青春映画というところか。iPad2は予想通り軽い。それ以上に純正のカバーが以外と便利。それに文章を書く道具としても使えそう。クラウドサービスが提供されれば、メモ帳としては十分。

2011年4月20日水曜日

Global price and Income History Group

Global price and Income History Groupは1950年以前の世界の経済状態を測るデータを収集・提供。Leticia Arroyo Abad, Middlebury College, Peter H. Lindert, University of California - Davisによって管理運営されている。

2011年4月5日火曜日

いけちゃんとぼく and I love 東北

西原理恵子原作「いけちゃんとぼく」を見る。はちゃめちゃな漫画を描くかと思えば、こうした叙情的な物語も描く。原作は読んでいないが、映画(DVD)じたいは飽きせず、楽しませてくれる。

ふくしまだけではなく、東北、被災者に対する応援ソング猪苗代湖ズの「I love you and I need you ふくしま」

2011年2月25日金曜日

鈴木亘著『財政危機と社会保障』


鈴木亘著『財政危機と社会保障』。本書はばらばらに論じられることの多い、財政赤字の累積と社会保障制度の行き詰まりの全体像を、簡潔かつ明快に描いたもの。著者の主張は「社会保障関係費」の削減にあり、そのことが保険制度としての社会保障制度、言い換えれば身の丈にあった社会保険制度が展望できると同時に、財政再建への道も開かれるということか。個人的に面白かったのは、産業連関表分析を「大昔の経済学」と切って捨て、医師会のシンクタンクの医療・介護の経済波及効果分析を徹底して馬鹿にしているところと、成長戦略としての「強い社会保障」はマクロ的にはありえないと批判している箇所である。著者の批判がとくに鋭さを増すのは、典型的な規制産業たる医療・介護産業(成長産業になりえない)と既得利益に固執する医療関係団体を論じるときである。

2011年2月20日日曜日

『財界の正体』


川北隆雄著『財界の正体』を読む。等身大の財界エリートを描くということで経団連等の経営者の中央3団体を描く。とくに面白いのは第3章であろうか。同章は、小泉政権下で財政諮問会議や宮内・規制改革会議において財界がどのように経済政策の過程に関与したかを描いている。とくに宮内規制改革会議のでたらめさを描いている点が面白い。自社の利害に関わる派遣業界の関係者が、派遣に対する規制制度を審議する会議に3人も入るというあまりにいびつな構成である。財界傍流宮内が引退後も、依然として厚顔無恥にマスコミに登場する某社社長の行動は恥も外聞もないか。

2011年2月15日火曜日

『マクロ経済学をつかむ』

竹田・小巻著『マクロ経済学をつかむ』
ミクロ経済学との統一性を重視し、重複世代モデルを基礎にしたマクロ経済学の教科書。2006年の出版と古いが、ちょっと変わったマクロ経済学の教科書として面白い。

2011年2月14日月曜日

Algan et al.(2011) Efficient and inefficient Welfare State

Algan et al.(2011) Efficient and inefficient Welfare State, IZA Discussion Paper.
・”信頼”が再分配需要を説明するにあたって重要な役割を果たすということを強調
・福祉国家の各国の相違—社会支出水準、透明度等の相違—を説明するにあたって、所得分布のような経済変数よりも信頼の効果を強調

(1)最初に、OECD各国の福祉国家水準と信頼の関係において、非単調的な関係を確認→3種類の福祉国家
(2)(1)の現象を説明する経済モデル:社会におけるシビック個人とアンシビック個人のシェアに注目したモデル
(3)信頼度変数はWorld Value Survey, 透明度はTransparency Internationalから。
(4)福祉国家需要(への支持)は、第4回ヨーロッパ社会調査のデータを利用

2011年2月13日日曜日

河村健吉著『影の銀行』


河村健吉著『影の銀行ーもう1つの戦後日本金融史ー』を読む。副題の方がこの本の内容を的確に示している。基本的な論調は経済・社会の金融化に対する批判にある。長年実務に携わって来た著者だけに金融技術にも詳しく、金融を学ぶ者にとって有益であるかもしれない。現実に裏打ちされた批判も興味深い。しかし、文章が硬く(文章表現が拙い?)、また、本筋から離れるエピソードが話の流れを見失わせることがたびたびある。通勤電車の中のお供としては退屈かもしれない。また専門的な金融用語のせいで、残念ながら、この手の知識を持たない読者を遠ざけてしまうかもしれない。

2011年2月11日金曜日

Green HornetとRED



B級娯楽映画を楽しむ。Green Hornetは期待はずれ。3Dもほとんど意味なし。客もほとんどいなく、世間は厳しい。REDはほぼ期待どおりで楽しんで観ることができた。だが、こちらも客はまばら。ターゲットとする年齢層が難しいかも。

2011年2月10日木曜日

World Bank Open Database

Stataモジュール:wbopendata
 世銀のデータベースからデータのダウンロードを可能にするモジュール。世銀のデータベースにはDoing Business, Education Statistics, Enterprise Surveys等が含まれる。1960年以降、256以上の国・地域をカバー

『経済学で使う微分入門』


川西諭著『経済学で使う微分入門』。微分に焦点を絞った経済数学入門書。ありそうでなかった入門書です。丁寧に説明されており、ミクロを学ぶ際には役に立ちそう。ということで推薦書の1つに追加。

2011年1月29日土曜日

旅の重さ

iTunesの映画レンタルから、昔観た映画を発見。「旅の重さ」。懐かしという思いと内容もほとんど覚えていなかったので、試しにレンタルしてみる。昔見たときの印象と随分異なり、今見ると、四国の風景は素晴らしいものの、それほど引き込まれず。報告書を書きながら、という問題もあるが。登場人物も風景も、いろんなものが失われているなあ〜。

2011年1月17日月曜日

Apple TV


自宅のTVがたまたまHDMIに対応していたことに気づき、Apple TVを購入。ケーブルを含め、1万ちょいということでコストパフォーマンスにも引かれ、決断。これまでiPadでみていたニュースや映画をテレビでも見られるようになり、ますますインドアに。面白いのはAirPlayである。iPadのビデオがそのままApple TVをつうじて表示可能.残念なのはどうやらビデオだけらしい。Keynotのプレゼン等も表示されたら良いのに。

iPadアプリにTED+subtitleが開発されている。これは文字通りTEDの講演を字幕つきでみることができるもの。とにかく、素晴らしい。最近のお気に入りはトースターのリバースエンジニア、これは笑えるし、こんな下らないことを真剣にやり、また、それが受け入れられるのが楽しい。