2011年9月7日水曜日

カーレド・ホッセイニ


カーレド・ホッセイニ著『千の輝く太陽』を読む。Kite Runnerと同じく、現代アフガニスタンの激動の時代を背景に、2人の女性の人生を描く。アフガニスタンにおいて虐げられた女性の地位とアフガニスタンそのもの――内乱とタリバン支配――2つの悲劇が交錯する世界が描かれる。「だが、この怒りに身を任せることはやめようとも思う。マリアムはそんなことをしない。あの無邪気で賢い笑いを浮かべ、何の意味があるの、と言うだろう。何かいいことがあるのかい、ライラジョ? ライラも、ともあれ先へ進もうと思う。…ライラは先へ進む。何やかや言っても、最終的にはそれしかない。それしかできることはない。そして、希望をもつしかない。」

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