2008年12月11日木曜日

失墜するアメリカ経済

ロバート・ポーリン著『失墜するアメリカ経済:ネオリベラル政策とその代替策』を読み終える。期待以上に面白い本でした。とくに金融主導のアメリカ経済の分析は、2001年に書かれたとは思えない程、今の状況を見事に予測。今となってはすっかり色あせてしまったグリーンスパン神話の空虚さを見事に描いた筆致は読み応え十分。

「金融市場の指標 Economagic Web site: Flow-of -Funds Accounts」(46ページ)
「負債主導型投資ブーム…「資産効果」は、家計の純資産ー株式、債券、不動産やその他資産から負債を差し引いた額が…増加するために、年収のより大きな部分をためらいなく消費することを意味する。ディーンマキとマイケルパランボ…」(75ページ)
「図3−2 資産効果と消費の結びつき」(76ページ)

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