2009年3月31日火曜日

Bayesian VARパッケージ in R

Bayesian VARのRパッケージがBrandt,Freemanによって提供されている。install.packages(MSBVAR")

2009年3月30日月曜日

The Effect on the Swedish Real Economy of the Financial Crisis

Par Osterholm(2009), "The Effect on the Swedish Real Economy of the Financial Crisis". 金融危機がスウェーデンの実物経済に与える効果を検討。このため、short interest rate, short interbank spread, return on the stock exchangeの3つの変数を利用し、金融状態指標を作成した上で、Bayesian VARを利用し、金融危機が実態経済に与える影響を分析。

金融状態変数の作成方法、BVARをつうじた金融危機が実体経済に与える効果の分析は示唆的。

『ソウルフルな経済学』


ダイアン・コイル『ソウルフルな経済学』を読む。装丁も邦題もキワモノのような印象を与えるが、まじめな、現代の新古典派経済学の研究状況を紹介した好著である。これを読むと、シカゴ流の新古典派原理主義者のような研究者はもはや存在しないかのようである。内生的成長、クルーグマンの経済地理学、行動経済学、情報の非対称生、制度、文化やネットワーク(経済学の他の社会科学領域への浸食から社会学の諸概念の経済学への取り込み)、ゲーム論(進化ゲーム)、シミュレーションを取り入れた最近の研究動向を紹介。さらに実証経済学ーーとくにミクロ計量経済学の発展ーーも、政策形成や人間行動のより深い理解を可能にするという。うがった見方かもしれないが、意外と従来異端派と呼ばれる研究も評価している。たとえば、Bowles, Ormelod(同僚だから?)が高く評価されている。

実証を重視する著者らしく、マジソンのGDPデータ(Pen World Tableの国際比較データ)の紹介から入る所は面白い。「…経済学では市場も制度なのであり、私たちは非常に実証主義的なのである」(358)

2009年3月20日金曜日

FDIと成長

開発途上国においては、FDIが成長に寄与するのかどうか、に関する論文を何本か読む。マクロデータにもとづく研究も、ミクロデータにもとづく研究も、FDIが既定的だという断定するには難しいという合意にいたっているらしい。興味深いことはそうした効果がホスト国の状況に依存するという主張が展開されているという点。

Yes man

ジムキャリーの yes man をみる。どたばたの末、心温まるというストーリー。どたばたであマスクマンには遠く及ばないし、恋愛ものとしても中途半端で、映画館ではみる価値はない、という程度でしょう。

2009年3月14日土曜日

7 POUNDS

ウィルスミス主演の"7 POUNDS"を見る。邦題は何だったかなあ〜。自分の不注意で奥さんを含め、7人(?)の命を奪う、交通事故を起こしてしまった主人公が、自分の臓器をおくる、という話し。こう書くと即物的だが、臓器よりも「思い/やさしさ」を残していくという話しといった方が正解でしょう。心温まる映画かもしれないが、お涙ちょうだいの安っぽい映画でしょう。ということで評価はBマイナスかC。

2009年3月10日火曜日

Passengers

Passengersをみる。途中までミステリー仕立てで興味を引くが、かと思えば、シックスセンス流のどんでん返しでラブロマンス。まあ、それほど飽きはさせないが…まあ、Bプラスぐらいの評価じゃないでしょうか。主演女優はアン・ハサウェイ。監督ロドリゴ・ガルシアは、かの傑作『百年の孤独』を生み出したガルシア・マルケスの息子。