話題の(?)、宮本太郎著『生活保障 排除しない社会へ』を読む。福祉から就労へ(welfare to work)、あるいはスウェーデンの就労原則が基本軸であり、そうした軸から雇用と社会保障を結びつける政策提言へとまとめられる。なぜ雇用と社会保障を結びつける必要があるのか、またスウェーデンのような国においてどのように結びつけられてきたのか、この2点については教えられるとこころが多い。だが、問題は最後のビジョンであろう。排除しない社会?
些末なことであるが、個人的には、本書によってはじめて"different feathers"の意味を理解できた。レーンの「殻の保障」から「翼の保障」へ、というレトリックからのもの(106,171ページ)。
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