2008年2月26日火曜日

OECD Employment Outlook 2006

OECD(2006)は資本主義の多様性論に似た議論を展開。労働市場パフォーマンスにおけるツインピーク。主成分分析にもとづき、優れた労働市場パフォーマンスの2つのモデルがOECD諸国において存在する、と主張している。1つのグループは低水準の失業給付、税およびEPLを有し、第2のグループは、十分に発達した給付制度、積極的労働市場政策およびコーポラティズム型の協力でもってほぼ同様のすぐれた成果を達成。しかし、資本主義の多様性とは対照的に、OECDは大陸ヨーロッパのコーディネートされた経済を成功したものとは見ておらず、むしろ、労働市場パフォーマンスからみて問題のあるものと見ている。大陸ヨーロッパ諸国が受動的な福祉国家や規制の厳しい雇用保護と結びついているため。

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