今月は新幹線に乗る機会が多く、車中のお供として丸谷才一著『女ざかり』を選ぶ。もう古典的と呼んでもいいかもしれない。これまで丸谷才一は食わず嫌いで、まったく読んだことがなかったが、筒井康隆が傑作と評価しているので、それではと選んだ次第。ディケンズ的かもしれないが、個人的趣味から言えば、まったく合わず、何度放り投げようかと思えるほど…。それでも、代替本を用意してなかったので読み終える。筒井風に言えば、まったく教育されないダメな読者かもしれないが、これはどう読んでも評価できない。娯楽なき時代の、文壇内のウチ向き小説のように思える。何でヒットしたかまったく理解できず…ダメな読者です。
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