斉藤貴男著『消費税のカラクリ』を読む。
消費税は国税滞納額ワーストワンという事実(p.30)
(1)法人税はもとより、所得税の累進率の大幅な低下。これに呼応した消費税税率の引き上げ論調
(2)景気変動に左右されない安定的な税源という虚妄
(3)「益税」キャンペーンの嘘→「損税」? 消費税はいったい誰が負担しているのか
(4)仕入れ税額控除という仕組み→派遣労働者
(5)輸出企業
ジャーナリストらしく実態を踏まえ、数々の問題点を指摘して行く手法は見事。一気に読ませる。大手新聞社の調査能力はどうなっているのか、あらためて疑問を感じさせる。
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