Daniele Checchi and Cecilia Garcis Penalosa(2005) Labour Market Institutions and the Personal Distribution of Income in the OECD, IZA Discussion Paper.
(1)失業、労働シェア、熟練労働者と不熟練労働者の相対賃金を、労働市場制度の関数としてモデル化。熟練労働者の賃金設定は効率賃金仮説、不熟練労働者の賃金決定は労組と企業との交渉モデルによって定式化。(2)次いで、モデルに登場する4つの主体ーー熟練労働者、不熟練労働者、失業者、資本を持つ労働者ーーの個人所得のジニ係数が、上の3つの変数によって表現される。これにより、労働市場制度が所得分配に与える影響を考察しうる理論モデルが形成される。
こうしたモデルにもとづき、1970-96年のOECD経済のパネルデータを利用した計量経済分析が行なわれる。
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