2009年8月5日水曜日

濱口桂一郎著『新しい労働社会』


濱口桂一郎著『新しい労働社会ー雇用資システムの再構築』
職を守ることと、個人を守ること。長期勤続や生活給型の賃金体系の下、これまで職を守ることが、同時に、個人の生活を守ることでもあったが、もはや職の保護=個人の生活の保護は、非正規労働者の増加等をみれば不可能だと言える。労働と社会の関係を根本的に変更する必要があるが、しかし、著者は比較的穏当な制度設計を提案。この点は労働行政に係わった経験からか。

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