2007年12月31日月曜日

LSE, CEP提供データ

LSEの経済パフォーマンスセンター提供のデータ

iTunesU 凸解析

iTunesUで提供されている、室田先生の俯瞰講義を聴講。計算の苦手な文系に人間にとって最適化問題と凸解析の流れがとてもよく理解できるすばらしい講義。学部時代にこうした講義を聴くことが出来たいたならば、数学で苦しまなかったのに…凸関数の意味やルジャンドル変換、おなじみの手法の意味がよ~く分かる。Beautiful and Usefulもさすが応用数学者。離散凸解析という領域の存在をはじめて知りました。まあ、わたしたちは連続を想定してやっていますから。本当は違うんだけどね。非線形の中でも扱えるのは凸だけだのもの。線形-凸-非線形

2007年12月28日金曜日

World Values Survey

World Values Survey. 各国の価値観に関する包括的なデータを提供。無料で提供している。あまりに巨大なデータすぎてstataで読み込めません.あ〜手間がかかります。Ronald Inglehartによって企画されたもの。政治および社会-文化的変化に関するもっとも包括的な研究。

『財政学から見た日本経済』

土居丈朗著『財政学から見た日本経済』を読み終える。2002年を出版されたものを今頃読んでいるので時代状況は異なるが、それでも政府の累積赤字は相変わらず。本書に描かれている状況は改善されていない。冷静な分析ながら、放漫な財政運営(また国民に対しても?)著者の怒りが伝わる。

2007年12月27日木曜日

無名

沢木耕太郎『無名』を読み終える。父の死を静謐な筆致で描く。

2007年12月25日火曜日

比較政治データセット

ベルン大学付属研究所提供の包括的な比較政治経済データ集。Armingeon et al.によって作成されたものであり、1690-2004年の、各国の政治および制度のデータ集。パネルデータ。

KOF Index of Globalizaiton

KOFグローバリゼーション指標:グローバリゼーションのデータ入手可能。Dreher Axelのエクセルデータも利用可能。
このグローバリゼーション指標はグローバリゼーションの3つの主要な次元ーー経済、社会および政治ーーを尺度する。それに加えて、包括的なグローバリゼーション司法、経済的フロー、経済的制約、情報フローのデータ、パーソナルな接触のデータ、文化的類似性のデータも含まれる。データは年次ベースで1970-2004年の期間の122カ国のものである。

2007年12月20日木曜日

Moene & Wallerstein, Earning Inequality and Welfare Spending

2003年の論文(ちょっと古い);福祉支出・社会支出を再分配の観点からではなく、保険動機から説明。Meltzer and Richardモデル(市場の所得の不平等が上昇すればする程、再分配政策に対する政治的支持の水準は高まる。低所得の稼働所得者は福祉支出の拡大から、高所得の人々に比べ、得るものが大きく、失うものが小さい。したがって、平均所得に比して有権者の大半が貧しくなればなるほど、福祉支出に対する期待支持はますます拡大するであろう。中位の投票者モデル)への批判

(1)Meltzer and Richardの枠組みを拡張し、社会保険支出の支持に与える不平等のインパクトに関する予測
(2)稼働所得の不平等が福祉支出に与えるインパクトを実証
(3)実証結果:稼働所得の不平等と、GDPのシェアとしての年金、健康保険、家族手当、資産調査政策との間にはほとんど関係がない
(4)実証結果:稼働所得の不平等が相対的に高い国においては福祉政策に対する支出が相対的に低い。不平等が上昇するにつれて低下する支出。

2007年12月17日月曜日

Liberation date

Liberation dateについては Wacziargo and Wallack(2004), Trade Liberalization and Intersectoral Labor Moveements,J.of International Economics 64(2)

2007年12月15日土曜日

Fernadez, et al. Adjustment Costs and Trade Liberalizaiotn

ADJUSTMENT COSTS AND TRADE LIBERALIZATION
Santiago Fernandez de Cordoba
Sam Laird
Jean-Christophe Maur
Jose Maria Serena

貿易の自由化、グローバリゼーションに対する調整コストを考えるときに参考になる。熟読はしていません。

2007年12月13日木曜日

Rickard, the Cost of Risk

The Cost of Risk: Examining the Missing Link between Globalization and Social Spending, IIIS Discussion Paper No.185, 2006

グローバリゼーション-福祉ネクサスを検討;貿易の開放度、exposureが社会支出需要にどのような影響を与えるかを検討。そのさい、労働者の調整コストを入れたところがポイント。労働者の調整コストは、Iversen & Soskice流に労働者の技能の特殊性の程度によって特徴づけられる。ただし、実証的には、流動性は産業間賃金格差によって代理されている。

2007年11月29日木曜日

ようやく終わり

この3週間程、かなりの時間を費やして報告の準備にあててきた。どういったメンバーが参加するか分からず、非常に不安のまま、のぞんだが、とにかく無事終わり。ようやくこれでまた自分の趣味に集中できる。すこしリハビリしないとね。

2007年11月24日土曜日

大統領の理髪師

とても素敵な映画。戦後韓国の政治史を背景に、庶民の生活を描いた、コミカルな中にもペーソスあふれる物語に作り上げられている。マルクス病には笑えます。個人的には、「8月のクリスマス」以来の傑作じゃないでしょうか。

2007年11月23日金曜日

破壊者ベンの誕生

ドリス・レッシング「破壊者ベンの誕生」を読み終える。

2007年11月16日金曜日

1997年-世界を変えた金融危機

1997年のデフレをエピソードを中心に、「ナイトの不確実性」をキーワードに描く。1997-8年頃に発生した、金融危機-アメリカのLTCM、タイやインドネシアの資本流出とアジア通貨危機、日本の不良債権問題が興味深く描かれている。質への逃避、ベイルイン、ベイルアウト、アメリカの経常収支の均衡

2007年11月12日月曜日

国家の陰謀-外務省のラスプーチンと呼ばれて

ベストセラーの文庫本化。これを機に読んでみる。キワモノと思いきや、以外と面白い。自己の裁判を、経済的には新自由主義、思想政治的にはナショナリズムへの転換の犠牲と描く。

2007年11月5日月曜日

物欲(ほっしいス!)


ついにFoma薄型705iシリーズもおさいふ携帯に対応! ほっしいス! おさいふ、メール、スケジュール管理、そしてときどき通話できれば、あとは何もいらない。TVなんってまったく余計な機能! 何であんなん売れるんだろう。

Partisan politics, the welfare state, and three worlds of human capital formation

権力資源論と福祉生産レジームの対比した上で、両者の統合を目指したもの。また、政治制度との補完性も分析(というよりエッセイ?)

2007年11月1日木曜日

Employment Performance in OECD Countories

雇用創出(失業)の変動に対する、ネオリベラル仮説と制度主義仮説を比較し、パネルデータを用いて検証。

2007年10月4日木曜日

『世界』

20年ぶりくらいに『世界』を購入。偽善的(?)な臭いを醸し出すのは相変わらずですけど、それなりに面白かった。以前は毎月購入していましたからね。なぜ買ったかというと、労働ビッグバン特集にひかれて、とくに雨宮カリンのエッセイを読みたいと思ってでしたけど、それ以上に佐藤優の対談が面白かった。

2007年9月3日月曜日

進化ゲームを用いたキャシングアルゴリズム

進化ゲーム理論をもちいて、利己的なノードの局所的なやりとりがシステム全体としてのダイナミクスに与える影響について検証する。/進化ゲーム理論は、生物社会において様々な個体が相互に影響を与え合う環境の下、生物の進化の過程で最適な行動が受け継がれるという考え方を、ゲーム理論を用いて説明しようと試みたものである。生物に遺伝的にプログラムされた行動をゲーム論意おける個体の取る戦略、また、ある行動をとる生物の子孫の数をそれぞれの戦略がもたらす利得とみなすことにより、生物はゲーム理論における戦略的な相互依存関係にあるといえる。

レプリケータダイナミクスは、社会を構成する個体数が多く、かつ個体間の繋がりを表すネットワークが平均場としてみなせる場合に、社会の平均よりも多くの利得を残すことのできる戦略が増えて行く現象を数式としてモデル化したもの

エージェントベースダイナミクスは、優れた戦略が隣接する個体を通してネットワーク内に広まるという現象をモデル化したものである。エージェントベースダイナミクスでは、ある個体は、隣接する個体とゲームを行い、その対戦結果から戦略の優劣を判断し、次に自分尾とる戦略を決定する。

レプリケータダイナミクスでは、ある戦略をとるノードの増加数はその戦略を取ることで得られる利得に比例する。したがって、システム全体の平均利得よりも多くの利得をもたらす戦略を選ぶノード数はシステム内で増加し、そうれなければ減少する。

2007年9月1日土曜日

Replicator Dynamics

「エージェントが設定されたゲームのルールの枠内で自由に活動・学習している状況下で、結果的に求められた社会的な厚生基準となるマクロな制約充足条件が満たされるようにゲームのルールをデザインしたい。そこではエージェントが自由に活動するのみならば、学習してその戦略を変化させることが本質的に重要になる。主流派経済学は価格を調整パラメータとして、需給の調整を完全情報に基づいて行う合理的エージェントを基本としてモデル化されており、学習を含む情報処理プロセスを陽には扱えない」
「エージェント集団の制度デザインの方法として、エージェントの自律性と学習を前提として、その活動の境界条件を変化させることでエージェント集団のマクロ的特性を変化させるという間接制御概念」
「レプリケータダイナミクスには、利得依存複製仮定と個体間の相互作用のランダムマッチング仮定がある。」
「個々のエージェントは、マクロデータを知ることで確率過程的な意味での学習を進めて行くと見なすことができる」
(出口弘「社会科学におけるエージェントベースアプローチーーその現状と課題)

2007年8月27日月曜日

偽装請負

『偽装請負 格差社会の労働現場』を読む。違法行為を行っているものが、違法行為が違法でなくなるように法律を変えましょうーーという信じられない事実が出てくる。この節操のなさ、ーー最近の流行の言葉で言えばーー、品格のなさ、はあきれるばかり。あきらかに政策決定システムがおかしい。専門的知識を持つ者が行うわけでもなしい、選挙で選出された代表が行うわけでもない。私的企業の利害代表として参加する以上、当然のことと言えば、そうかもしれないが、キャ×ン、御手×や、某大学教授八×は、数10年後には、生活、家庭、地域ーーひいては日本人全体の生活を破壊した張本人として知られることになるでしょう。

2007年8月19日日曜日

おさ×ふ携帯

この田舎でも、多くの店でFelicaカードが利用できるようになり、とても便利。財布を持ち歩くことが基本的に嫌いなわたしめには携帯1つで何でも、てのがうれしい。大都市圏なみに、バスも鉄道も、すべてFelicaで済むと本当に楽なんですけどね。でも、1年程前と比べたら、使える場所が本当に増えた気がする。とくにコンビでの導入が大きいですね〜。ファミ×とロー×ンではiD、セ×ンではnanaco、サークル×ではEdyを利用。ようやく日本もアメリカ並みにキャッシュレスの時代です。免許や職場IDもすべて携帯Felicaに入れることができるともっといいだけど。あと携帯ももっと薄くしてくれるといいだけど、Felica対応のものはどうしても暑くなるみたい。理想は胸ポケットにいれても気にならないという程度でしょうか。

2007年8月18日土曜日

財務3表一体理解法

ベストセラーの『財務3表一体理解法」を読み終える。たしかにわかりやすく、読みやすい。損益計算表、貸借対照表、キュッシュフロー計算書の全体像が分かりやすく説明され、決算書がスラスラ読めるようになるような気にさせてくれる(なるのかなあ~)。損益計算書の「当期純利益」が、貸借対照表の純資産の部の「繰越利益剰余金」になるのがミソ。

2007年8月12日日曜日

生物と無生物のあいだ

話題の『生物と無生物のあいだ』を読む。面白い。縦糸にDNAの螺旋構造をめぐる研究者間の競争、横軸に著者の「生命とは何か」という根本的な問題が展開され、この手の読み物としてはめずらしくストーリーに引きずり込まれて行く。生命とは何か。(1)自己複製を行うシステムである。これは最近の進化ゲームの流行で社会科学の間でも知られてきた生命認識といえる。(2)シュレーディンガーの話、原子はなぜそんなに小さいのか(人間はなぜそんなに大きいのか)。原子のふるまい、無秩序なブラウン運動、が、全体を平均してみると規則ただしい流れを生み出す。物理法則とは多数の原子運動に関する統計学的な記述である。それは全体を平均したときにのみ得られる近似的なものにすぎない。「生命現象に参加する粒子が少なければ、平均的なふるまいから外れる粒子の寄与、つまり誤差率が高くなる。粒子の数が増えれば増えるほど平方根の法則によって誤差率は急激に低下。生命現象に必要な秩序の精度を上げるためにこそ、〔原子はそんなに小さい」、つまり「生物なこんなに大きい」必要があるのだ」(3)シェーンハイマーの生命観。絶え間なく壊される秩序ーー動的平衡。秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない。生命とは動的平衡にある流れ。

2007年8月7日火曜日

Mocetti,Social Protection and Human Capital

Sauro Mocetti、Social Protection and Human Capital: Test of Hypothesisを見直す。最初に読んだときのコメント、Estevez-Abe et al.(2001)の論文とそっくり。ただし、技能の尺度は有益。再度、読み直してみるかあ〜。「本論文の論点は、社会的保護と人的資本への投資の関係を研究すること。アイデアはーー人的資本への投資はリスキーであり、したがって、前提条件として、保険のようなある種の保護を必要とする。とくに、特殊な人的資本への投資はきわめてリスキーであり、回避されないため、特殊な保護を必要とする。試論はこうした関係のミクロ的基礎を研究すること、そのミクロ的基礎はその後マクロ経済的分析へと移行する。ここでは、強い結びつきが、1国の社会的保護のタイプと水準と技能プロファイルとの間に見出される」

2007年8月4日土曜日

建て直し

ようやく事務的な仕事が終わりに近づく。また、リフレッシュのために生活を立て直さないと。とりあえずは、to doリストを作成し、1からこれから2月ほどの仕事の計画を立てないと…。夏はあっという間に過ぎて行くでしょう。いま、一番難しいのはどのテーマで行くかですね。どれも面白そうだけど、すべてっていうのは時間が無理だしね〜。それでは、とにかく次の手順で、
(1)to do list作成
(2)to read list作成
(3)deadlineの設定

といきましょう。ちなみに、「はじめての数式処理ソフト」が届く。Maximaのハウツー本かと思えば、さにあらず。かといって数学の面白さっていう本でもなさそう。なんて言うか中途半端。あんまりmaximaのすごさが伝わりません。CD-ROMをつける必要があるんだろうか。ネットに接続していないという人はほとんどいないでしょう。もう要らないんじゃない。捨てるのにも困るし、横になって本をながめるときも邪魔!

2007年7月31日火曜日

Mac mini


待望(?)のMac miniが届く。半日、遊ぶ。以外と使えるのがリモートコントロール。iTunesでダウンロードしたTVプログラムやムービーを楽しむ。もう、ほとんどテレビという感じでしょうか。3大ネットワークの夕方のニュース、MITの講義まで無料で公開されていて、本当に良い時代です。

『資本主義の多様性:比較優位の制度的基礎』

朝刊

朝日の朝刊を見て驚く。1面の下に広告。ここまで押していただけるとありがたいものの、ちょっとびびる。とにかく間違いがあったりして、また、金釘流と酷評されたりして、いずれにしても、いつになくびびっております。『Kセミ』の裏表紙にも載せてるし…。どれだけ出るでしょうか。どこかで書評で取り上げられると、違うんでしょうね。でも、出たばっかりだから、まだまだでしょう。今回だけは期待以上に怖さがあり。

2007年7月16日月曜日

雇用システムの多様性


デヴィッド・マースデン『雇用システムの理論:社会的多様性の比較制度分析』。まだ理論篇だけにしか目を通していないが、面白い。理論的には不完備契約論というところでしょうか。グレイゾーンの存在が、雇用関係を商品取引と分けるところ。経営者の権限を制約づける、他方で、仕事の柔軟性を確保する。執行可能性と効率性から4つのパタン。蛇足ながら、アダムスミスの分業論も興味深い。また、ときおり、顔を出す進化ゲームは、マースデンの理論にとり、重要なのだろうか、疑問。どうでも良いように思えるが。

2007年7月14日土曜日

台風、雨


7月のこの時期に台風が本土直撃。せっかくんお3連休が雨で終わりそう.まあ、そのおかげでのんびりと、窓の外の雨と、雨に濡れた緑をながめることができるのは、特権かあ。もっとも、雑用に追われる毎日はまだしばらくは続きそう。stataのEvent History Analysisマニュアルが出た模様。どうしよう、買うべきか。

2007年7月11日水曜日

Will Social Welfare Expenditure Survive Tax Competition?

経済的開放が社会福祉に与えプラスとマイナス
(+)経済的開放の上昇は、経済変化のインパクトを和らげるためにデザインされた社会福祉プログラムに対する需要を創造
(ー)経済的開放の上昇は、各国政府に、流動的資本を引きつけるために税率を低下するよう駆り立てるかもしれない。競争的な減税のために、政府は大幅な社会福祉プラグラムの資金を調達できないかもしれない。

代替的なアイデア
第1に、国際的に流動的な活動に対する課税は、徴収総額のごく一部分を表現するにすぎない;所得税、付加価値税および社会保険料が大半の社会福祉支出にファイナンスする。

第2に、国際競争は税を引き下げる必要はない、実際、過去25年間にわたり、法人税の徴収は対GDP比、および対総額税比として高水準のままである。

第3に、各国の社会支出水準を決定するのは主として各国の経済のバイタリティである。結果として所得が上昇するかぎり、経済的開放が大きくなればなるほど、社会福祉の供給は強められる。

2007年7月1日日曜日

Macmini

Mac mini Intel core duoを注文してしまった。Leopard(レパード or レオパード どっち?)が出てから買うかどうか迷ったけど、ついつい…やはり、魅力はBootCampでしょう。マルチOSとは時代がすっかり変わってしまいました。でも、ソフト(とくにマニアックな専門的なそれ)が揃えば、Windowsを使わなくてもいいんだけど。これからはUnix+Javaでしょう。オープンソースが使えるのは本当にうれしい。開発者にただただ感謝です。ちなみに、Mac miniはメモリー1G、ハードディスクは120Gに増設で注文。以前よりもきびきび動くことを期待。最近、iTunesでニュースを見ることが多いので、フロントフローもうれしい付属機能です。

2007年6月19日火曜日

やりすぎ

今日のメニューはきつかった。スクワット100回、2セットはきつい。

2007年6月16日土曜日

ポトス


ポール・オースター『リヴァイアサン』を読み終える。80年代のレーガンの時代に自由の女神像を破壊し続けた、友人サックスの破滅物語。すべての人間が複数の面から語られ、どれも真実。ロードムービーではないが、ロードムービーのような趣き。ポトスがあまりに伸びてきたので、大胆に剪定。すこし葉を落としすぎたような気もするが、比較的元気なので、また、すぐに伸びるでしょう。

2007年6月15日金曜日

さらに無意味な1日

軽い本も読めなかった。ペーパーワークを2つこなす。朝1番と夜の最後は少しきついかも。結局、間では何もせず。事務作業を少し進めただけ。とくに午前がつぶれるのはいたい。表紙のPDFがとどく。いずれも、良いような悪いような判断つかず。第3者の意見をとり入れ、白でゴーサイン。予定より3か月遅れかあ〜。

2007年6月14日木曜日

無意味な1日

午前はmath.fresherとペーパー1本(tax competition)。午後は13:00から18:00まで会議。エネルギッシュさに圧倒される。その後、お見舞いに。

2007年6月13日水曜日

generosity of social insurance

Scruggsのペーパー。対GDP比社会プログラム支出社を、社会保護への社会のコミットメント指標とするには問題あり。社会保険の寛大さに関するデータを開発。期待給付=所得補償率×適用範囲率。データをホームページにおいて公開、提供

2007年6月12日火曜日

長い1日

朝1番のコマ。終了後、会議の資料作り。午後からは会議が2本、1時半に始まり、18時まで連続。今朝は朝食の用意のために5時半に起きたせいか、2つめの会議ではときおり軽く気を失う。会議終了後、急いで、いくつかの連絡事項をメール。7時のトレーニングに間に合うか。やはり間に合わず、7時半からスタート。今日はスクワットを重点的に行う。太股が重い。これは筋肉痛だな。

2007年6月10日日曜日

リヴァイアサン

食事の後、1時間程、うとうとし、その後、ポール・オースアー『リヴァイアサン』を読み始める。午前は雷をともなった雨模様だったが、午後からは青空も見え始め、思いのほか、過ごしやすい日となる。もっともいくぶん蒸すが。

2007年6月7日木曜日

今日のto do

午後から会議が2本(場合によっては3本)、ということで5時半まで拘束。終了次第、あすの1こまめの準備。午前中だけが使える時間。軽く頭の体操し、その上でペーパーを読むとしよう。そう言えば、マースデンの翻訳(『雇用システムの理論ー社会的多様性の比較制度分析』)が出ていたはず。今日中に注文することにしよう。それにしても、NTT出版は比較制度論がお好きなようで。原書は1999年に出版された、A Theory of Employment Systems:Microfoundations of Societal Diversity. 副題は「社会的多様性のミクロ的基礎づけ」。最近は、ミクロベースの議論が多いこと。『ライオンハート』を読み終える。

2007年6月5日火曜日

今日のトレーニングメニュー

軽く1キロほどランニング、20分ほどストレッチで身体をほぐす。その後、また、500ほど軽めのランニング。ジャンプを前後、左右、スクエアそれぞれ20回で心拍数をあげる。今日は暑いため、汗がしたたり落ちる。その後、腕立て状態で足の曲げ伸ばし。3つのバリエーション、それぞれ20回。ヒンズースクワット、ノーマル20回、足をそろえて20回。2,3分休憩後、腹筋を鍛えるため、足の投げのばし、2つのバリエーションで、それぞれ20回。きつい。ノーマル腹筋を15回。ラストは腕立て伏せ。通常の腕立て伏せを10回、手を大きく広げた腕立て伏せを10回。以上、1時間ほどのメニューを終了。

2007年6月4日月曜日

Musee d' Orsay

挿絵のミレーの「春」を見ていて、この絵に記憶があるのを思い出し、所蔵美術館を調べたところ、やはりオルセー美術館だった。印象派はそれほど好きではないのだが、この風景画はお気に入りの1つ。。

2007年6月1日金曜日

図書室の海

恩田陸「図書室の海」を読み終える。言わずと知れた、超人気作家の短編集。小説もさることながら、表紙の写真が好き。オフィスから見える「緑」にとても良く似ている。

2007年5月30日水曜日

今日のto do

午前中は校正にあてないと週末までには終わらない。午後は演習。あらためて資料も読まないと…。今日は帰りがけにマックファンを買って行きましょう。

2007年5月29日火曜日

トレーニング

膝が痛めないように入念な屈伸、その後、ゆっくりと1キロほどランニング。20分ほど入念なストレッチ。また、軽く500メートルほどランニング。その後、ジャンプ、種類を替え、スクワット50回ほど、背筋、腹筋、最後に、腕立て伏せで終了。およそ1時間半ほどでトレーニング終了。

最終校正

昨日、ようやく最終校が届き、作業にとりかかる。読み直す度に日本語が気になる部分が出てくるが、それでも改善はしてる(してるはず…)。図表にマイナスがついてなかったり、変数の表現が間違っていたり、何カ所か冷汗もの。今週はたまたま創立記念日で金曜がまるまる使えるので助かる。どうにか今週で終えるとしましょう。何せ、出版予定は6月5日!!

2007年5月13日日曜日

Risks at work

Cusack,et al.のペーパー。再分配に対する選好の相違を、リスク(技能の特殊性を考慮)と所得によって説明。この論文の独自性はリスクを考慮するにあたって、技能の特殊性を入れた点にある。

2007年5月6日日曜日

不況のメカニズム

小野著『不況のメカニズムーケインズ「一般理論」から新たな「不況動学」へー』を読む。ケインズの考えをコンパクトに、手際よくまとめ、さらに著者独自の不況のメカニズムを展開。消費関数にもとづく消費不足は否定され、貨幣にもとづき消費不足ーーこれまでの投資不足にくわえてーーを説明。

2007年4月29日日曜日

数学ソフトmaxima



maximaはフリーの数学ソフト。有名なmathematicaと比べても、遜色のない機能を備えている。グラフィックユーザーインターフェースが劣るものの、それもtexmacsとの併用等によって、かなり改善されている。Mac OSXでXDarwinを動かし、その中でtecmacs、maximaを利用中。たしかに重いが、インテグラル等も奇麗に表示される。グラフはgnuplotと連携し、問題なし。それにしても良い時代になったものです。統計はR、数学はmaximaなどなど、オープンソースのソフトはありがたい。ただただ感謝です。(右の画像は、texmacs上でmaximaを開こうとしているところです。その下はmaximaでシグマとインテグラルを表示したところです。GUIもなかなかです。やりすぎると、メモリーが足りないせいか固まっちゃいますけど…)

2007年4月16日月曜日

早稲田

久しぶりに早稲田界隈に出かける。『5つの資本主義』激しい雨でひどい1日でした。ということで授業が始まってはやくも(2回め?)休講。

2007年4月11日水曜日

名刺

名刺を持っていない。この商売、それで困ることはほとんどない。でも、今日は困った。県庁の教育委員会に仕事でご挨拶へ。名刺交換はあるだろうなあ、と予測し、昨日、あわてて名刺作成ラベルでプリントアウト。ふたたび背広着用、ネクタイ。1日肩がこる。

2007年4月7日土曜日

あがる

今日は入学式。終了後、父母の前にて学部のカリキュラムについて説明。根っからのあがり性のため、しどろもどろ。あらためて人前で話す商売は向いていないということを実感した1日。その後の質疑応答は比較的楽。久しぶりにネクタイ着用のため、方がこる。

2007年3月24日土曜日

報告

今日は本当に久しぶりに学会報告。忙しい時期に報告。引き受けなければ良かったとかなり後悔する。12:30に会場の京都大学時計台に到着。プレゼン用のPCを設置し、準備。13:20より開始。終了後、旧知の方々と、昼間から河原町、ぽんと町で長時間飲む。19:00の新幹線に乗り、帰宅。

2007年3月12日月曜日

『偶然の音楽』『ぬるい眠り』

先週は殺人的な忙しさだった。すべての仕事においてタイムリミットが迫り、すべての優先順位を慎重に検討しながら、猛烈に進めざるを得ない状況に陥ってしまった。しかも、どんなに忙しくとも、コーヒータイムは確保。本質的に怠惰な性格でしょう。今日の午前は「偶然の音楽」を読み終える。カフカの城を彷彿とさせる。どうして今までこんな面白い作家に気づかなかったんだろう。新幹線の中で江國かおり「ぬるい眠り」を読む。好きな作家リストに入る1人だけど、オースターと並行して読むべきではなかった。う〜んと薄めたアメリカンコーヒーを飲んでいるようなものになってしまった。そういえば、カリフォルニアで飲んだアイスドコーヒーみたい。もちろん、「偶然の音楽」の方が、まちがいなく「ぬるい眠り」より虚構なのだだが、リアリティは圧倒的に前者にある。作家の力量、イマジネーションのなさせるわざか。

2007年3月9日金曜日

働く

ココ2日ほど10帰り。12時間以上は働き過ぎか?! 事務作業と締切が重なってしまった。さすがに疲れ気味。校正はまにあうか、明日まで。

2007年3月1日木曜日

良き時代


アップル(のiTunesのPodCast)によって、ABC、NBC、CBS3大放送局の夜のニュースが提供されている。前の晩のナイトニュースが、無料で視聴できるようになるとは! 良き時代になりました。フルスクリーンでも見ることができますが、これは作業しながら、モニターの隅っこにおいてNBCニュースを見ているところです。

2007年2月20日火曜日

ムーンパレス

午前中に会議、午後も会議、これはちょっとつらい。時間が細切れになり、な〜んにも使えない。仕方がないので会議資料の作成しつつ、時間をみつけてはコーヒーを片手にポール・オースターのムーンパレスを読み始める。今日はトレーニングに行きましょう。CNNによれば、エクササイズとダイエットが一番減量に効くそうな。61キロ台まで落としたい。

2007年2月19日月曜日

The Great Gatsby

グレート・ギャツビーを読み終える。解説風にいえば1920年代の狂躁を彷彿させる小説でしょうか。それにしても、訳が古風すぎて、小説の世界に入り込みづらいところが多々有り。村上春樹が訳し直すはずである。これではどうしようもない。

2007年2月14日水曜日

『となり町戦争』

ミスターヴァーディゴを読み終えた後では、ちょっとつらい。面白くない。公務員だけあって役所の行動様式や行政文書の部分はリアリティがあるけど、他は…。一応、うしなわれた町も読むか。

2007年2月6日火曜日

6時起き

この1月ほどず〜っと6時おきである。朝ご飯を作って洗い物してオフィスに到着するのは8時か8時半。今日は午前中は図表の整理をし、午後からは会議、事務作業と続く。さすがに、4時頃になると疲れる。ということでコーヒーを入れる。

2007年2月1日木曜日

コーヒーカップ


コーヒーはかなり(おそらく)飲む方である。で、それほど拘っていないが、Fire kingのコーヒーカップを買ってしまった。アメリカンテイストの乳白色が気に入ってしまった。